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HOME > 日本全国ローカル線の旅 Best50 > 第9回 小海線

夏の旅と言えば海の路線か高原の路線を思い描く。その中でももっとも高原列車らしい鉄道といえば、この小海線だ。それもそのはずで標高の高い駅ナンバーワンは小海線の野辺山駅(1345.67メートル)だ。2位は清里駅(1274メートル)、3位が甲斐小泉駅(1158メートル)以下9位まで小海線が独占している。車窓の風景も高原らしい。起点になっている小淵沢駅を出ると、左手には南アルプスの山々が姿を見せる。大きく左にカーブを切ると緑の森の中を走り、清里駅を越えると左手に大きく八ヶ岳が現れる。終点の小諸が近づくと今度は浅間山が微かな煙を上げている。小海線は山々を望みながら走り、路線の愛称も「八ヶ岳高原線」といたれりつくせりの高原鉄道だ。
この小海線には昭和47年までSLが走っていた。機関車は石炭と水を積んだ車両を連結した機関車C56。(現在では野辺山駅前や旧中込学校、小諸の懐古園などに静態保存され、大井川鐵道やJR西日本で動態保存され動く姿を見ることができる)ローカル線用の小さな機関車が高原に似合っていた。私は残念ながら現役で走っている姿を目にすることはなかったのだが、廃止になった翌年の昭和48年、ひと夏限りの復活運転でようやく見ることが出来た。高原とは言え真夏の照りつける日差しの中で列車を待ち、八ヶ岳の雄大な景色をバックに走ってきた姿は忘れられない。SLが走らなくなった後も、この雄大な景色を見るために幾度となく小海線を訪れてきた。時は過ぎて平成19年には日本初の営業用ハイブリットカーE200型が運転を開始、燃費の良いこの車両、音も普通のディーゼルカーに比べて静かだ。時代が変わって走る車両が変わっても、夏になると小海線に出かけたくなるのは変わっていない。
小淵沢駅を出た列車は、南アルプスを眺めて大きくカーブする。

清里駅と野辺山駅の間にあるJR最高地点の碑、標高は1375メートル。

甲斐小泉駅に到着したハイブリットカーE200。

小海線の小諸側では浅間山も見ることができる。

中込駅近くの旧中込学校には小海線を走っていたSLが保存してある。
データ
JR中央本線と接続する小淵沢駅から第3セクター鉄道のしなの鉄道と接続する小諸駅までの78.9kmの路線。愛称は「八ヶ岳高原線」で日本一標高の高いところを走る路線。風光明媚な観光路線として知られ、シーズンには数多くの観光客やハイカーを運んでいる。
観光のポイント


1984年より、俳優の柳生博さん一家が、荒れ果てた赤松林だったところに手を加え、美しい雑木林に変え、この美しい雑木林を皆さんに歩いていただきたいと、1989年にギャラリーとレストランをオープン。柳生博さんが丹精込めて造り育てた寛ぎの庭園は、一般の方でもパプリックスペースとして散策を楽しむことができる。本日のオードブル(730円〜)、本日のスパゲティー(1050円〜1260円)が美味しい。一番人気は食後のフルーツティー小(2人前 1680円)。7種類のフルーツ「りんご・オレンジ・メロン・キウイ・巨峰・いちご・レモン」と紅茶「インド産のニルギリ」がほっとさせてくれる。
- 住所:山梨県北杜市大泉町西井出8240-2594
- TEL:0551-38-3395
- 営業時間:10:00〜19:00 年中無休
※レストランのオーダーストップ時間は季節によって変わりますので、ご注意下さい。

ポール・ラッシュ博士により1938年(昭和13)に創設された、清里のシンボル的な建物。周辺は南アルプスから富士山までを展望できる牧草地で、牛が草 を食むのどかな雰囲気。宿泊施設、レストラン、ソフトクリーム(300円)やジャージー牛乳の乳製品を販売する売店などがあり、ひと休みにも最適。大きな赤い三角屋根が特徴の清里高原のシンボル的建物。
- 住所:山梨県北杜市高根町清里3545
- TEL:0551-48-2111
- 営業時間:9:00〜17:00
- 休業日:火曜日(GW、夏休みは無休)
地図










