HOME > 日本全国ローカル線の旅 Best50 > 第6回 わたらせ渓谷鐵道

今月号

今月号を購入する

今月号紹介

kkベストセラーズ

第6回 わたらせ渓谷鐵道

緑を楽しむ、わたらせ渓谷鐵道、間藤駅からカモシカの姿が見えなくなった

夏を思わせる陽気の中、わたらせ渓谷鐵道に出かけた。東京からも近くふらりと出かけるには良いローカル線だ。この時期平地では木々の緑も色濃くなり始めたが、渡良瀬渓谷では淡い色合いを残している。渡良瀬川と鉄道を撮影できるポイントにカメラを構えて列車を待っていると、川に沿って吹いてくる風が実に気持ち良い。本数が少なく列車間隔の長い撮影でもゆったりと待っていられる。

わたらせ渓谷鐵道は元の国鉄足尾線。以前は終点の間藤駅から鉱山へと貨物用の路線が延びていた。足尾と言えば日本一の銅山として有名な場所だ。産出される銅とともに有名になったのが精錬所から吐き出される煙や鉱毒の公害だ。わたらせ渓谷鐵道の第3セクター転換開業した1983年にこの間藤駅に訪れた時、見渡す山々は見事なくらいのハゲ山だった。間藤駅には「カモシカの見える駅」の看板と展望台があって何度が訪れても必ずと言って良いほどカモシカを見ることができた。今回久々にこの駅を訪れると山々の様子が変わっている。まだ深い森とは言えないまでも山が緑を取り戻している。間藤駅で折り返しの発車を待っている運転手さんに話を聞くと、「最近はあまり見なくなったなぁ」とのこと。緑が戻って山の奥に帰ったのか、木々に隠れて見えづらくなったのか、いずれにしてもわたらせ渓谷鐵道がより緑を楽しめる路線になったのは間違いがない。

わたらせ渓谷鐵道でみられる風景写真

初夏のわたらせ渓谷鐵道は緑の中を走る

わたらせ渓谷鐵道でみられる風景写真

車窓からは渡良瀬渓谷が見える

 
わたらせ渓谷鐵道でみられる風景写真

間藤駅で出発を待つ運転手さん。バックの山は緑へと変わる

わたらせ渓谷鐵道でみられる風景写真

水沼駅は駅に温泉センターがある。水沼駅に走りこんでくるトロッコわたらせ渓谷号

 

データ

JR両毛線に接続する桐生駅から足尾駅を経て行き止まりの終点間藤駅まで44.1Kmの路線。元のJR足尾線で1989年に第3セクター鉄道に転換した。春〜秋の休日を中心にトロッコ列車「トロッコわたらせ渓谷号」が走る。

観光のポイント

水沼駅温泉センターの写真

水沼駅温泉センター せせらぎの湯(水沼駅)

全国でも珍しい、鉄道の駅の中にある温泉施設。町内宿廻より湧出する猿川温泉を引湯し、水沼駅に直結した。渡良瀬川の渓谷美を堪能しながらゆったりと露天風呂やサウナを楽しみたい。

  • 住所:
    376-0141 群馬県桐生市黒保根町水沼120-1
  • TEL:0277-96-2500
  • 営業時間:10:00〜21:00
  • 料金:¥500〜
童謡ふるさと館の写真

童謡ふるさと館(神戸駅)

平成元年5月に、童謡「うさぎとかめ」などの作詞者『石原和三郎』の顕彰と文化振興を目的として開館。館内には、常設展示室の「童謡ホール」とイベントなどを行う「ファミリーホール」、喫茶、売店がある。

  • 住所:みどり市東町座間367-1
  • TEL:0277-97-3008
  • 開館時間:午前9時から午後5時 (入館は午後4時30分まで)
  • 休館:月曜日 (但し、祝日と重なる場合は開館 翌日は休館 12月1日から3月31日
  • 入館料:中学生以上 200円  4才から小学生 100円  団体(20人以上) 40円引き
足尾銅山観光の写真
足尾銅山観光の写真
足尾銅山観光の写真

足尾銅山観光(通洞駅)

“日本一の鉱都”とよばれた足尾銅山の再現をはかって始められた国内最大の坑内観光。足尾銅山の歴史や内容ばかりでなく鉱山のもつしくみをよく知ることができる。

  • 営業時間:9:00〜16:30 年中無休
  • 入坑料金:大人 高校生 800円  小・中学生 500円
  • 問い合わせ:足尾銅山観光管理事務所
    電話:0288-93-3240

地図

ページの先頭へ