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淡墨桜は「うすずみざくら」と読む。岐阜県の山あい、樽見鉄道の終点樽見駅近くに立つ彼岸桜の銘木だ。蕾の頃にはピンク色で開花すると白色、花が散る間際には淡い墨色になることからこの名前が付いている。ごつごつと時を刻んだ太い幹から細い枝が四方に伸び、少し控えめな花を付ける姿からは妖艶な雰囲気も感じさせてくれる。
樽見鉄道の春は淡墨桜だけではない。のんびりと走るレールバスの車窓からは、駅ごとに植えられた桜や、川沿いの桜並木など春の風景を楽しめる。大垣駅から終点まで1時間余りの乗車も充分楽しむことができる。
第3セクターの樽見鉄道は国鉄樽見線から転換して昭和59年に開業、更に神海(こうみ)〜樽見間が新規に開通した。この頃淡墨桜はブームのような状況になっていて、名古屋駅からの直通列車や桜観光用の長い客車列車も乗り切れないほど盛況になっていた。それから20年近くが経ってブームもひといきついた感がある。今でも桜の時期には「桜ダイヤ」と呼ばれる専用の時刻で6両のレールバスがフル稼働している。淡墨桜の周りはゆっくりと花見をするのに丁度良い賑わいになっている。

樹齢1500年と言われる淡墨桜

大垣駅を出てしばらくすると大きな桜が見えてくる

木知原駅の桜、沿線の駅にも桜が多い

古田織部由来の織部駅は道の駅と併設、薬膳弁当も買える
織部展示館=織部駅(道の駅併設)には、古田織部出生地に由来して織部焼きの展示館がある。
データ
東海道本線に接続する大垣駅から行き止まりの終点樽見駅まで34.5Kmの第3セクター鉄道。元の国鉄樽見線で1984年に第3セクター転換した。春に「桜ダイヤ」と呼ばれる専用時刻で走ること。2006年まで日本最後の定期普通客車列車が走っていたことでも知られている。
観光のポイント
淡墨桜を中心とした淡墨公園は、広々とした芝生広場(4500平方m)や、遊具、野外ステージなどがあり、いろいろなイベントも開催され、一年を通して多くの人が訪れる。継体天皇お手植伝説のあるサクラは、蕾の時はピンク、満開時に白く、散り際には淡く墨色を帯びます。幹や枝に1500余年の歴史を感じることができる。
「谷汲さん」の愛称で親しまれる。正式には「谷汲山華厳寺(たにぐみさんけごんじ)」という。 豊然上人によって798年に草創されてより醍醐天皇、朱雀天皇、花山法皇、後白河法皇を始めとする皇室、朝廷からの帰依厚く、いにしえより観音信仰の霊験あらたかな美濃の名刹として1200年に渡って絶え間ない信仰を集めてきた。 また日本最古の観音霊場である「西国三十三所観音霊場」の第三十三番札所で結願・満願霊場としても知られ、春には桜、秋には紅葉の名所として賑わいをみせている。
1891年の濃尾地震によりできた根尾谷断層を保存し、展示することを目的に1992年(平成4年)3月にオープンした。施設はピラミッド型の三角屋根の地下観察館と円形ドーム型の地震資料館からなる地震断層観察館と、併設する地震体験館からなる。断層のズレを直接観察できる世界で初めての施設。
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