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![職人紹介写真[1]](images/tsuyuki_img1.jpg)
露木さんは大学を出て、家業を継ぐ形で箱根寄木細工の世界に身を投じた。師である父親の清次さんが仕事をこなす速さは神技といってもよいほどで、集中力・磨きぬかれた手技・道具の手入れ、いずれも完璧で追いつくことさえ叶わなかったという。
そんな露木さんが模索を試みたのは数をこなすことではなく、個々の作品の表現だった。「規格化された伝統的な意匠をこさえるだけでよいのか。伝統的な模様は磨きぬかれて、新しく工夫の手を加える必要がないほど完成しています。でも、作り手まで規格化されてよいはずがありません。」露木さんは伝統的な作法にのっとりながら、一方で新しい表現形態を模索し続けたそうだ。
![職人紹介写真[3]](images/tsuyuki_img2.jpg)
種木を特別なカンナでごく薄く削る
![職人紹介写真[2]](images/tsuyuki_img3.jpg)
一定のサイズに切断
「作る過程はもちろん大変ですが、寄木をどういった商品にするかというのが悩むところです。寄木は装飾など色々な用途として使え、可能性の幅が広い分難しいと言えます。でも、逆にそれが楽しいところでもありますが。」
「なるべくたの職人さんが作る寄木と同じものは作りたくないんです。これは露木の作ったものだと一目でわかる個性があり、なおかつお客さんの要望にも叶うものを作って行きたいですね。」
・箱根寄木細工伝統工芸士
・日本クラフトデザイン協会員
| 1954年 | 小田原出身。大正15年より寄木細工を作り続ける老舗に生まれる。 |
|---|---|
| 1977年 | 大学卒業後家業を継ぎ、父・清次に師事。 |
●箱根物産デザインコンクール 特賞受賞(1979年・86年)
●全国木のクラフト展 金賞受賞










