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![職人紹介写真[1]](images/fukushima_img1.jpg)
ご本人曰く「本物の味にこだわって、頑なに昔ながらの手法を守っている」という組みひも職人、福島泰久さん。
大正12年・浅草で創業した父の跡を継ぐ2代目で、優に100年以上の歴史を持つ老舗だ。
「江戸組みひもは武士の組みひもですから、いい加減なことはできません。」と福島さん。
昨今の機械組みのものは接着剤でつけたり、芯に別の素材を使ったりですぐにダメになることが多く、組みひものイメージダウンを嘆いてもいる。
「正絹だけで組む手組みの組みひもは、風合いがしなやかで伸縮性があり、一度使えばその良さがわかります。」
その言葉通り、気に入る組みひもがなくて福島さんに頼む方も多く、たとえばアクセサリー作家からペンダント用の紐を頼まれたり、居合の師範から日本刀の下げ緒を依頼されたり、和装の先生に帯締めを頼まれたりもするそうだ。
![職人紹介写真[3]](images/fukushima_img2.jpg)
![職人紹介写真[2]](images/fukushima_img3.jpg)
年季の入った組台の上で巧みに木玉を操る様は、リズミカルな動きと木玉の触れあう音が相まって、見事なエンターテイメント。
木玉は最少で4個、多いもので80個も使い、ひとつの帯締めを組むのに10時間以上かかることもあるそうだ。
明治10年には都内に200件近くもあった組みひもの職人やお店も、今では福島さんを含めて2、3件。
組みひもの普及や後進の指導にも力を注ぐ福島さんは、「今後も徳川300年の伝統を守り、時代に合わせた製品作りに挑戦します。」と若々しく情熱的だった。
・東京都伝統工芸士
・東京帯じめ工業協組理事長、江戸組紐伝承会代表を歴任
・東京都伝統工芸技術保存連合会会員
| 1933年 | 東京生まれ |
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●東京都知事賞 受賞










