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麺の王道

高レベルの神奈川で、今、注目の新進気鋭店

[2012年1月26日]

経済的に言えば東京があって、神奈川がある、そんなイメージかもしれません。
実際に東京の企業へと通勤する方々も多い県でもあります。
でもラーメンの世界から見ると実は逆なんです。
というのは、ラーメンはもともとは中国から流入した麺料理が基になっています。
時は明治時代、文明開化の頃。
貿易開港地となった横浜(現在の中華街付近)に、
多数の中国人が居住し、次第に広まっていきました。
もっとも最初に流入したのは湯麺などの塩味ベース。
それが日本固有の調味料である醤油と融合して
醤油ラーメン(いわゆるラーメン)が誕生したというわけです。
そんな背景があるからでしょうか、今でも神奈川のラーメンシーンはちょっと独特です。
いちおう、ご当地とか、ネオご当地ともいわれる系統もあります。
それは小田原系。
「味の大西」を代表とする系統で、濃いめの醤油スープに大量の透明な油が層をなします。
でも他の店舗は独自路線を突き進むところが大半。
今では東京都町田に移った「69”N”ROLL ONE」は鶏の旨味に特化した1杯。
ラーメンの鬼とも呼ばれる佐野実さんの「支那そば」も、
従来の支那そばとは一線を画し、食材の飽くなき追求が凄いです。

本当にどこに行けばよいか迷ってしまう神奈川ですが、
僕としてはまず「G麺7(ジーメンセブン)」をオススメします。



以前は横浜の「浜虎」を立ち上げたりもしていた後藤さんが、
独立して、上大岡に2009年に作ったラーメン店。
駅からもちょっと離れていて、大型スーパーは近いものの
立地的にはそれほど良くないのに、すぐさま行列店となった新進気鋭店です。
醤油、塩いずれも甲乙付けがたいですが、初訪ならまず「らーめん正油」がいいでしょう。



山梨から朝びきの鶏がらが届き、
それをメインに背ガラや腕までのモミジで構成された醤油スープは、
淡麗ながらコクを携え、キレとまろやかさをも共存した醤油テイスト。
上にのっている「カリカリ」と呼ばれるものは、鶏油や背脂を揚げたもので、
まさにカリカリで香ばしいです。
さらに、そんな高レベルなスープに加え、麺も自家製で、しなやかさとコシを併せ持つ。
そして具の肩ロースと鶏もも肉は、よくある煮るタイプではなくて、こだわりの焼くタイプ。
職人的なこだわりの1杯が楽しめます。




G麺7
神奈川県横浜市港南区上大岡西3−10−6
045−517−3918
11:30〜14:00 18:00〜23:00
火曜日

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撮影/はんつ遠藤


 

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