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ピッキオの「野鳥の森日記」

「バードフィーダーのすすめ」

[2012年1月12日]

書斎やリビングの窓辺に小鳥がやってきて、
間近にその姿を見せてくれたら素敵だと思いませんか? 
もし、お住まいが郊外の木立に囲まれたような場所でしたら、
野鳥のエサ台「バードフィーダー」を設置して、
部屋に居ながらにしてバードウォッチングをしてみましょう。
冬の間、自然の中の食べ物が少なくなる時期に、
ちょっとだけ野鳥にお裾分けをして、姿を観察させてもらおうという作戦です。
 
 
 
▲イカル:テーブル状のエサ台は「バードテーブル」とも呼ばれる
 
 
バードフィーダーは市販のものもありますし、
簡単に自作する事も出来ます。
注意点としては、枝から吊るすか支柱を高くするか、
地面から高い位置に設置することです。
これは野鳥がネコに襲われないようにするには、
とても大切な事です。
 
 
 
▲コゲラ:枝に吊り下げるタイプのバードフィーダー
 
 
置くエサはどんなものが良いでしょう?
ヒマワリの種子ならシジュウカラの仲間や
カワラヒワ、リス等の大好物です。
アワ・ヒエ等が混ざった「小鳥のエサ」には、
スズメやホオジロ、キジバトなどがやってきます。
リンゴやミカン等の果物にはヒヨドリやメジロ、
牛脂やラードにはキツツキ類がやってきますが、
カラスも食べたがるので注意しましょう。
 

▲ヒヨドリ:リンゴやミカンが好物


▲アオゲラ:牛脂にはキツツキ類がやってくる
 
 
エサは毎朝、同じ時間に補充します。
野鳥は餌付くとちゃんと憶えてくれるので、
2〜3時間で食べ切ってしまう量でも充分です。
逆に大量に与えすぎると、食べ切れないエサが腐ってしまったり、
野鳥の数がどんどん増えて大騒ぎになってしまいます。
野鳥の糞やヒマワリの殻などが、
ご近所にまき散らされる事にもなりますので、
「控え目」にするのが良いでしょう。
 
 
▲ホオジロ:草の実が主食なのでアワ・ヒエにやってくる

 
野鳥が来るようになったら、まず姿を観察してみましょう。
近くで長い時間観察できるので、図鑑と見比べて
種類を調べる事もできるでしょう。双眼鏡を使えば、
細かい部位までしっかり観察できます。
雄と雌の模様の違いなどもはっきり判るでしょう。

 
▲シジュウカラ♂:胸のネクタイ模様が太ければ♂
 
 
▲シジュウカラ♀:胸のネクタイ模様が細ければ♀
 
 
エサの食べ方を観察するのも楽しいです。
同じヒマワリの種子でも、シジュウカラは足でおさえて、
くちばしでつついたりねじったりして殻を割ります。
カワラヒワはくちばしでペンチのようにはさんで
殻を咬み割ってしまいます。
普段、自然の中でおこなっている仕草を、
目の前で見せてくれるところが、
バードフィーダーの大きな魅力なのです。
 
 
▲カワラヒワ:くちばしでヒマワリの種子の殻を割る
 
 
もし、お住まいが都会だったり、
集合住宅でバードフィーダーを設置できない環境だったら、
どこかの自然観察施設にでかけてみましょう。
そのような施設では、冬の期間に
バードフィーダーを設置している場所が多くあります。
ご近所では見られない種類の野鳥や、
リスなどの姿が見られるかもしれません。

 
最後に、野生動物の餌付けには賛否あります。
そもそも彼らは、野山で自然の食べ物を探して生きている存在。
バードフィーダーは野鳥を観察し、
より理解するためのツールとして利用しましょう。
エサを与える事だけに満足して、
野鳥について知ろうとする気持ちがないのであれば、
バードフィーダーは設置しない方がよいでしょう。



 
 

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